「3シーズンのスキー経験を経て」
お久しぶりです。Pandyです。なかなか更新が出来ておりませんでしたが、皆様に少しでも多くの義足でのスキー情報を発信できるように、今シーズンもたっぷりスキー経験を積んできました。
今回は、改めて3シーズンのスキー経験を経て改めて「義足を装着したままでスキーができる?」をテーマにレポートをさせて頂きます。あくまでも、個人的な経験と感想に基づくレポートですので、ご参考までにお願いします。
「下腿義足を装着してスキーが出来るのか?」
まず、日常生活で支障なく下腿義足で生活が出来ている方については、私のスキーを行った経験等からするとレジャーとしてスキーを楽しむ程度であれば、普段使用の義足で十分スキーをすることは可能だと思います。
但し、スキー検定2級レベル程度の技術獲得を目指すのであれば、大腿部にコルセットを装着するなど、義足とスキー板が安定して固定して操作できるような工夫をして技術向上を目指す方が効率的だと思いました。(コルセットについてはコチラの記事をご参考ください。)
カービングスキーで義足側のスキー板に荷重していく場合は、コルセットがその荷重操作の補助の役割をしてくれるため、特にそう思いました。個人的には、義足側にはコルセットを活用することで、義足側のターンの方がとてもキレが出て楽になりました。健足よりも義足側の方が荷重を上手くかけられる感覚もあります(;^_^A
断端長が短い人ほど、義足側の荷重を掛けるのが難しく不安が出ると思われるので、その不安解消にも繋がるのでは無いかと思います。
なお、先シーズンはスキー用義足足部を装着してのスキー体験や検証も行いましたので、そのレポートについては改めてさせて頂きます。
(スキー用義足足部を装着)
「大腿義足を装着した状態では?」
申し訳ございません。こちら私の方で情報や経験を得ることが出来ませんでした。オットーボック社のプロカーヴ スポーツ義足のPR動画では、大腿義足でのスキーをされている方が登場しており、かなり上手に滑られていますが、大腿義足でスキーヤーの方と未だ交流できたことがありません。国内において、大腿義足を装着してスキーをされている方がいらっしゃいましたら、ぜひそのノウハウを共有頂きたいです。個人的には、スキーについて股関節、膝関節、足関節を連携させた繊細な運動制御が求められると考えられるため、より情報やノウハウが大切になると思いますので、情報をお持ちがおられたら、ぜひご連絡をお待ちしています。
「スノーボードは出来るか?」
先シーズン、私もスノーボードを初経験してみました。その感覚ですが、スキーは左右の荷重移動があり、その際に義足1本に掛かる荷重負荷が大きくなるのに合わせて義足操作の重要性や不安要素も大きくなりますが、それに対しスノーボードは滑走時に両足固定がされている分、その荷重移動の負荷が軽減されて、その分の義足側の操作の不安要素も低い気がしました。スノボのパラの選手の方が、義足を装着したままの選手がスキーに比較的に多いといった背景もそういったところにあるのかもしれません。(あくまで初心者の個人的所感で、スノボの経験をもっと積んだ際は改めてレポートさせて頂きます。)
ちなみにこちらは、義足でスノボに挑戦してみた際の動画になります。スキー経験がある分、緩斜面では抵抗なく滑ることができましたが、スキーとは違った要素が多く、改めて奥が深いなと思いました。今後は、スノーボードにも挑戦をして、みなさまにノウハウを伝えていければと思っています。
(義足での初めてのスノボ体験)
最後に
今回は、改めて、改めて3シーズンのスキー経験を経て改めて「義足を装着したままでスキーができる?」をテーマにレポートをさせて頂きました。義足で「スキー検定2級」を受験し無事合格できました。また、バックカントリースキー等も経験してきましたので、義足ユーザならでは視点で、その際の感想等を改めてレポートできればと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。では、また次回お会いしましょう。